実証実験の背景と目的

近年、スポーツのトレーニング現場では「感覚とデータの融合」が強く求められています。従来の画一的な指導では応えきれない、個々の選手に応じたアプローチの必要性が高まる中、XRを活用した「視覚的・没入型」トレーニング手法が注目を集めています。Graffityはこれまでに、空間体験を軸としたUI/UX設計や実証実験を多数実施してきました。今回の取り組みでは、AI・IoT技術を用いたスポーツデータ解析プラットフォームを提供するTAFDATAの「スポーツ×デジタルトレーニング」事業と連携。 両社の知見を掛け合わせることで、より直感的に“自分の身体と向き合える環境”の実現を目指しました。

実証実験の概要

今回の実証実験で使用したアプリでは、プロテニス選手のフォームをボリュメトリックビデオとして再生し、Apple Vision Pro上で目の前に3D表示することができます。ユーザーは身体を動かしながら、さまざまな角度からフォームを観察・トレースすることで、従来の2D映像では得られない身体感覚に基づいた理解を深められます。さらに、ボリュメトリック映像は再生スピードや表示位置を直感的に操作でき、Apple Vision Proの空間コンピューティング技術を活用することで、「目の前でプロのフォームを体感する」というこれまでにないスポーツ学習体験を実現します。

ARエンタメのGraffity、TAFDATAとApple Vision Proを活用した次世代トレーニング体験の実証実験を実施

今後の展望

本実証実験で得た知見をもとに、GraffityとTAFDATAでは「個人最適化×没入型学習」を軸としたスポーツトレーニングソリューションの実用化に向けて、今後検討を進めてまいります。将来的には、テニススクールや部活動でのフィードバック環境の構築など、さまざまなユースケースへの展開を視野に入れています。

関連インタビュー記事について

なお、本取り組みに関する詳細や背景、開発者・関係者の視点をまとめたインタビュー記事が、Graffity公式noteにて公開中です。 実証実験に至るまでの経緯や、開発の舞台裏、さらには今後の展望までを語った内容です。ぜひあわせてご覧ください。

インタビュー記事はこちら
https://note.com/graffity/n/n7af5e9fbd9dc